2010年7月2日金曜日

秋田スギ:家作り伝承 大仙の3氏、会社設立 快適で安心、人材育成も /秋田

 秋田スギを使った伝統工法の家作りで、職人の技伝承を??。大仙市の製材業と大工の3人がこうした“志”を基に、住宅メーカー「こうこうの家」を設立。伝統工法による快適で安心な住宅を提供し、秋田スギの需要開拓にもつなげたいとしている。【岡田悟】
 新会社を設立したのは、製材業を営む竹内靖浩さんと大工の萩原静夫さん、高橋淨二さん。
 厚さ カバル rmt
6センチの板1枚を壁に用いる「落とし板工法」と呼ばれる日本伝統の手法での家作りに取り組む。柱や梁(はり)で支える一般的な木造住宅より強度が高く、木材使用量も多いという。
 土台のヒバ以外の建材は100%秋田スギを使用。豊かなスギの香りが特徴で、気密性や断熱性も高いとアピールしている。室内には化学物質を使わず、価格は大手メーカー rmt
と同等かやや割高な程度に抑えた。
 3人は以前からこの構想について話し合い、08年には神奈川県から大仙市に移り住んだ高齢の夫婦と妻の姉の3人が暮らすモデル住宅を建てた。
 住人から高い評価を得ていることから3月、経済産業省の委託を受けたあきた中小企業応援ネットワークの支援を受けて竹内さんが社長となり会社を設立した。
 県庁
で会見した竹内社長は「県内の住宅着工数は減少しているが、1軒あたりの木材使用量を増やせば秋田スギの需要を作れる」と説明。高橋さんは「こうした取り組みがなければ、技術を持った大工が秋田からいなくなる。人材育成の観点からもがんばりたい」と意気込みを話した。問い合わせは同社(0187?63?5130)。

4月6日朝刊

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引用元:マスターオブエピック(Master of Epic) 専門サイト